西成の労働福祉センターの移転、変わりゆく西成

西成の象徴とも言えるあいりん労働公共職業安定所(労働福祉センター)が移転する。
しかしこの建物がキレイになってしまったら、なんだか西成が西成でなくなってしまうような気がしてしまう。

西成の景観はともかくとして、移転の詳細を記します。

西成労働福祉センターの移転・詳細

2019年3月に現・労働福祉センターは閉められてしまう。
理由は耐震強度の問題なので、どうしようもない。

ちなみに現・施設は昭和45年の設立だ。
築50年近くといったところか。

ザックリとした場所と工事日程は以下の通り。
南海線の高架下に移る。



画像引用:あいりん労働福祉センターの耐震化
より詳細な施設データをご覧になりたいからは、こちらへどうぞ。

西成の労働センター移転以外にも変化が

星野リゾートの高級ホテル設立計画

新今宮駅前に建設が予定されているホテルのイメージ図（星野リゾート提供）

大阪市中心部の駅前の一等地にもかかわらず、３０年以上塩漬けになっているＪＲ・南海新今宮駅前の広大な市有地（浪速区）が、民間の資金でようやく活用される。大阪らしい庶民的な雰囲気が色濃く残る一角を、高級旅館などを手がける「星野リゾート」（長野県軽井沢町）が買い取り、平成３４年春に温泉施設を併設する６００室規模のリゾートホテルが誕生するのだ。 引用:大阪・新世界近くに「星野リゾート」の高級ホテル…西成は変わるか　訪日客呼び込む起爆剤へ期待

ホテル建設予定地は浪速区だが、西成エリアであることには変わりはない。
労働福祉センターの移転は耐震基準を満たしていないという理由から移転は仕方がないが、星野リゾートの方はどうだろう。

個人的に今のドヤ街・スラム街感のある西成に個性を感じているし好きだから、雰囲気はそのままであって欲しいなぁ。
高級ホテルができて、ミニ難波・心斎橋みたいになって無個性化したら嫌だねぇ。

施設移転とホテル建設が契機に？

これから西成は、どうなっていくんでしょうかね。

なんにせよ、施設移転とホテル建設が西成を変える契機になりそうですね。
なので、施設の今後やホテル関係の情報もどんどん追っていこうと思います。